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業界情報バックナンバー

2011年5月31日
ベトナムにて、ビール・メーカー醸造能力増強
人気ビール・ブランド「タイガー・ビール」を持つアジア・パシフィック・ブリューワリーズ(APB)社(シンガポール)(ハイネケン社とFraser&Neave社のジョイント・ベンチャー)は、ベトナムの持つ経済力、30歳未満が約6割を占める人口構成、それに伴うビール需要の増加等に将来の更なる成長を見越し、同国におけるビール醸造能力を25%増強する。増強するのは、ホーチミン・シティにある、APB社が60%を所有するサイゴン・トレーディング社とのジョイント・ベンチャーのビール醸造工場。ホーチミン・シティ工場の拡張は、1時間に最大9万缶充填可能な第2ライン増設、醸造室アップグレード、倉庫拡張を含む。APB社は、すでに同社のハノイならびにDanang醸造工場での拡張工事に着手しており、これらを含む三工場の完成は2011年末を予定する。同社のベトナムにおける売上高は、今年3月末締めの6ヶ月間で23%増を記録した
(just-drinks.com, May 16, 2011)
2011年5月26日
エアゾール缶、ボール社がチェコにて生産ラインを新規設置
ボール・パッケージング欧州(BPE)社が、パーソナルケア市場での高まる需要に応え、チェコのVelimにある工場に、エアゾール缶ライン1ラインを新しく建設する。ボール社が今年1月に買収したエアロキャン社事業(弊社業界情報2010年12月9日付に関連記事)の一部であるこの工場で、この新ラインは、製缶ライン8ライン目となる。エアロキャン社の売上量は、今年第1四半期は、前年同期比20%強増加し、売上4,000万ドル、営業利益700万ドルを記録した。インパクト押出し加工によるエアゾール缶製造工場3工場(チェコ、フランス、英国)ならびにアルミスラグ工場ジョイント・ベンチャー(51%所有、フランスにて)を持つボール・エアロキャン社は、現在、欧州モノブロック・エアゾール缶市場の約5分の1のシェアを持つ
(The CanMaker, May 24, 2011)
2011年5月24日
欧州飲料缶、需要戻る
欧州全体での飲料缶ビジネスが、2009年の落込みから、昨年2010年回復を見せた。欧州全体で、2009年比で最も需要増を記録したのはデンマーク(20.3%増)。フィンランド、スウェーデン、ベネルクス三国も含めたこれらの市場の特長は、ビール缶の伸びが目覚しいこと。一方、オーストリアとスイスは、エネルギー飲料レッド・ブルの充填工場を抱えているおかげで、ソフトドリンクの需要増が大きい。ドイツ、フランス、そしてトルコも回復を見せた。欧州最大の市場である英国は、2010年順調な伸びを見せ、2002年以降初めて飲料缶出荷量の半分以上をソフトドリンク用缶が占めるに至った。2010年に飲料缶需要が減少したのは、ギリシャ、スペイン、ポルトガル、そしてほとんどの飲料缶がソフトドリンク用に使用されるイタリアであった
(The CanMaker, May 2011 issue)
2011年5月23日
中国にて、ハイネケン社JVのビール醸造工場操業開始
ハイネケン社(オランダ)とアジア・パシフィック・ブリューワリーズ(APB)社(シンガポール)によるジョイント・ベンチャーが持つビール・メーカー、広州アジア・パシフィック・ブリューワリー(GAPB)社が、先週末、中国の広東省広州にて正式に操業を開始した。同醸造工場は、タイガー、ハイネケン、アンカーなどの人気ブランド・ビールを年間100万ヘクトリットル生産する能力を持つ。GAPB社は、APB社が株50%を所有するハイネケン・APB(中国)社の完全子会社である(弊社業界情報2008年5月15日に関連記事)
(The Filling Business, May 20, 2011)
2011年5月19日
米国地ビール、ビンから缶への変更増加の傾向
缶ビールは、大量生産される一般的ビールというイメージがあるのに対し、ビンから飲むビールは、特殊なビール、何らかのこだわりのある個性豊かなビールというイメージがあるなど、消費者側の容器によるビールの印象の違いが米国には昔ながらにある。それでも地ビールならではのビンが缶へ変えられる傾向がますます高まるのは、缶が提供する多くの利点に加え(弊社業界情報2011年5月17日付に関連記事)、ビールを缶で販売することで新しい市場チャンネルを開くからだ。缶であれば、これまでビンでは持込を許可されなかった場所 - ゴルフコース、野球スタジアム、屋外イベント等 - へビールを届けられる。また缶であれば、大部分の飲料を缶あるいはPETボトルで販売するコンビニエンス・ストアにも受け入れられる。それでも多くの地ビール・メーカーがビンを使用し続ける理由があるとしたらそれは、その規模ゆえに中古機を購入するしかなく、しかしビン詰用機械に比べ、中古の缶詰機械を見つけるのは難しいことが一つ挙げられる。缶を使用する地ビール・メーカーの中には、缶詰作業を外注するケースも少なくない。米国地ビールが缶に詰められる割合はいまだわずか3%。米国のメジャーブランドも含めたビール全体の缶のシェアは52%だ 
(Packaging Digest, May 17, 2011)
2011年5月17日
びんビールvs缶ビール、そして地ビール
ビールは、20世紀初頭にはドラフトとビンの2種類の選択しかなかったが、1930年代に入り缶が容器選択肢として加わり、それ以降、ビンビールと缶ビールの直接対決は続いている。それは、最近では、両者それぞれが及ぼす環境への影響という見地から比較される。アルミ缶製造は、その資源の採掘から精錬・加工に集中的に巨費が投じられ、炭素排気量も莫大となる一方で、ビンは、豊富な資源であるシリカから作られ、ガラス加工自体の排出する炭素は新規アルミほどには至らない。そうでありながらも、米国でのビンのリサイクル率はわずか28%で、アルミ缶の55%に及んでいない。さらに、ビール用ビンにはリサイクルされたガラスがわずか20〜30%しか含有されていない一方で、ビール用缶は、平均して約40%のリサイクル材を含むアルミから作られる。現代のビンビール対缶ビール対決でユニークな点は、米国でここ30年間に爆発的に成長した地ビール・メーカーの存在だ。1980年にわずか8社しかなかった地ビール・メーカーは今では1,759まで増えた。出荷量では、米国ビール全体のいまだわずか4.9%のシェアしかないものの、この成長の勢いは衰える様子はない。「サステナビリティ」で確実に言えることは、ビール醸造工場、最終消費地、そしてリサイクル効率、これら全てが、環境への負荷分析で重要な役割を果たすということだ。アルミ缶のサステナビリティがますます明らかにされている今、ほとんどの消費者が地ビール・メーカーから10マイル以内の場所に住むという事実を考えると、地ビール・メーカーが今後さらに成長すれば、生産地と消費地との距離は最小限となり、より軽量な負荷で輸送距離を縮めるであろう。ビンを缶に変える地ビール・メーカーは増えている
(TriplePundit, May 12, 2011)
2011年5月16日
中国3ピース缶メーカー、2ピース・アルミ缶製造へ
中国の主要3ピース・スチール缶製造会社、ORG社は、現在組織改革を進め、同社初のD&I飲料缶工場建設の最中にある。社名もORGパッケージング社と改め、新規株式公開も行なったばかりだ。上海に近い浙江に建設中の工場は来年完成予定で、上海あるいは深せん(広東省)いずれかの市場向けに缶を製造する。ORGパッケージング社は、食缶に加え、エネルギー飲料「レッドブル」用3ピース溶接缶の主要供給会社であり、2ピース・アルミ缶製造能力を加えることにより中国国内のソフトドリンクならびにビールのメーカーへの供給を狙う。ストーレー・マシーナリー社グローバル・システムズ・グループがこの新工場へ製缶機械を供給する。ORG社は、スチール・メーカーのバオ・スチール社ならびに製缶会社Ardagh社と技術提携をしており、最近の開発は、最も薄いと言われる0.12mmティンプレートを使用する軽量3ピース飲料缶で、現在実施中のテストを経て、いずれはレッドブル用缶に使用されると見られる
(The CanMaker, May 15, 2011)
2011年5月12日
中国にて、ボール社が飲料缶生産能力増強
伸び続ける中国でのビール缶需要に応えるため、ボール社は、チンタオに持つ製缶ジョイント・ベンチャーの規模をさらに拡張している。2011年12月に既存工場に代わり操業開始する同社のチンタオ新工場では、2ピース・アルミ飲料缶ライン2ラインを設置する。詳細が明らかにされていないものの、年間生産能力は10億缶を軽く超えるものと見られる。ボール社によれば、中国での売上は、今年度第1四半期には15%以上増加し、同社は中国国内での生産が追いつかず、現在、飲料缶を中国へ輸入しているとのこと。中国は、世界最大のビール市場でありながら、缶が占める割合はまだ5%に過ぎず、同社は、近い将来の缶需要増は必至と見て、更なる拡張計画の可能性を示唆する。昨年、ボール社が100%取得した中国Jianlibao Group(GJG)のSanshui工場(広東省)(弊社業界情報2009年11月10日付に関連記事)は、今では生産ライン3ラインを持つ中国最大の2ピース飲料缶製造工場で、ボール社は、中国ではその他、北京市、湖北省ならびに広東省Shenzenにも工場を所有する
(The CanMaker, May 10, 2011)
2011年5月10日
メジャー・ビール・メーカー、増益目指しマーケティング見直し
先進国の人々は以前ほどビールを飲まなくなったと言われる。ビール売上は、2010年、北米では前年比1.5%減、西欧では2.3%減。地元の小さなビール・メーカーが作る地ビールだけが依然好調で、米国では2010年11%も売上を伸ばした。生活に余裕のある人々は、このような特殊ビールを好むか、ビールよりもワインやハード・リカーを好むとの見方もある。さらに、最近では、先進国の愛飲家は家で飲む傾向が顕著となり、例えば英国では、販売されたビールの半分は家庭で飲むためとの統計が出ている。ビール・メーカーにとり、スーパーでの利益率は、バーでの利益率よりも低いため、この傾向もまたビール・メーカーにとっては悩みの種だ。一方で、メジャー・ビール・メーカーは、地元メーカー買収を通じ、新興諸国参入も試みるが、新興諸国での一人当たりのビール消費量は、先進国のそれには程遠く、また、新興諸国市場は、先進国の場合と同じような収益を見込めないのが現状だ。このような状況に直面する世界のメジャー・ビール・メーカーは、ビジネル・モデルを変えつつある。彼らの夢は、本社により直々に作られる世界で統一されたキャンペーンを利用して、ビールを「高級洗剤」のように売ることだ。カールスバーグ社(デンマーク)は、先月、著名消費財メーカーから人材を獲得、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ(ABI)社も同様の計画があると言われる。消費財メーカーのように、宣伝費への投資を増やし、もっと密にブランドを宣伝する必要があると考えるからだ。また、一方で伝えられるのが、メジャーどうしの統合だ。四大ビール・メーカーを合わせたシェアは1998年の22%から2010年には50%弱に増加。SABミラー社は、モルソン・クァーズ社、フォスターズ社(オーストラリア)、Efes社(トルコ)それぞれの買収を狙う強力候補者であり、それにハイネケン社も加わると言われている。ABI社は、メキシコでトップのビール・メーカー、グルッポ・モデロ社の100%獲得を狙うとも伝えられる
(The Economist, May 5, 2011)
2011年5月9日
ビール缶、クァーズ・ライト、飲み頃を知らせるインジケーターを2段階に
ビール・メーカー、ミラークァーズ社の人気ブランド「クァーズ・ライト」は、ビール缶上にサーモクロミック・インキで描かれたロッキー山脈の色が、飲み頃の温度まで下がると、青色に変化するインジケーターを特長として売上を伸ばしている。ここに来て多く聞かれるようになった消費者の声が、缶を冷蔵庫で冷やしている時、あとどれほどの時間で色が変わるのか全く予想できないのがもどかしいというもの。そこで、製缶会社ボール社(米国コロラド州)の協力を得て開発したのが「2段階インジケーター・アクティベーション」。これまで缶上に1本しかなかったインジケーター・バーを2本に増やした。まず1本目のインジケーター・バーが、ビール温度が摂氏8度まで下がると、青色に変わる。そして摂氏6度になると2本目のバーが青色になる。これにより、消費者は、1本目の変化で、最適な冷え具合「スーパー・コールド」が近づいていることがわかるというものだ。春の発表に合わせ、クァーズ・ライトを「スーパー・コールド」の状態にして消費者に販売する、特定の規準を満たす米国の小売店およそ3,500店が「スーパー・コールド認定」され、その旨がわかるネオン・サインを店に掲げる。ボール社は、インキ・メーカーCTI社(米国コロラド州)により開発されたこの追加インキのために、同社製缶工場の既存印刷機に新たなる印刷ユニットを加えた
(The CanMaker, May 9, 2011 / Packaging Digest, May 3, 2011)

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