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業界情報バックナンバー

2010年1月28日
SABミラー社、中南米市場戦略
先日ハイネケン社にFEMSA社(メキシコ)買収の機会を奪われた世界第2位のビール・メーカー、SABミラー社は、今すぐではないとしても、その後も中南米市場には買収の機会はあると、その戦略を語った。中南米で人気のアギラ・ビールのメーカーでもあるSABミラー社は、中南米市場に強く、同社収益の25%はこの地域からもたらされる。なかでもコロンビア市場では同社は98%を支配し、同社の中南米市場総利益の50%以上をここで稼ぐ。コロンビアでの同社の売上増を妨げる現時点での問題は、経済不況と消費税増税という短期的な外部要因とする。対策は、同国のビール工場1工場の閉鎖の可能性も含めた徹底した経費削減、そして、アギラ・ライトなどプレミアム・ビール販売活動の推進という
(Bloomberg, 2010 Jan., 26)
2010年1月25日
ハイネケン社、チェコの工場を閉鎖
ハイネケン社(オランダ)は、チェコにある一工場閉鎖を決定した。その理由として、チェコ国内におけるビール需要の低下とビールに対する国内消費税増税が挙げられている。ハイネケン社は、先日、FEMSA社(メキシコ)の買収を決め、中南米市場への本格的進出を図るが、一方で社内「総費用管理」計画を進めており、この工場閉鎖はその一環でもある。今月中旬にはルーマニアにある同社の一工場閉鎖を発表した(弊社業界情報2007年6月19日付に関連記事)
(just-drinks.com., 2010 Jan., 25)
2010年1月21日
米国ビール、2009年売上減少
2009年米国のビール売上量は全体で2.2%減少、1950年代以来最大の、そして2003年以来初めての、落ち込みとなった。昨年買収・事業統合に関わる費用返済にそれぞれ迫られた二社、業界リーダーのアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社ならびに米国第2位のミラークァーズ社(SABミラー社とモルソン・クァーズ社による米国事業)(両社で米国売上の80%近くを占める)による、小売価格5%値上げ実施や製品宣伝の不十分さが主因と業界関係者は見る。コロラド州デンバーのある酒類販売会社オーナーは、同社の昨年売上2%増は、同州で人気の高い地ビールの依然好調な売上によるところが大きいという。ある業界アナリストは、2008年にアンハイザー・ブッシュ社が成功させたバド・ライム・ライトに近い画期的な新製品を、巨大ブランドが2009年に出せなかったことも、売上不調の一因と見る。2009年、アンハイザー・ブッシュ社は、出荷量2.1%減で76年以来最大の減少率を記録、ミラークァーズ社は1.9%減。コロナ・ビール輸入元のクラウン・インポーツ社は5%減。地ビール・メーカーとして人気の高いボストン・ビール社が1.7%増を記録した
(The Wall Street Jounal, 2010 Jan., 20)
2010年1月19日
ロシア、飲酒規制強化再び
ロシア政府は、2020年までに、国全体のアルコール飲料消費量を55%削減する計画を発表した。ロシアでは長年、過度な飲酒が深刻な問題となっている。同国は、今年1月1日から、ビール消費税を3倍に引き上げ、また、0.5リットルのウォッカの最低価格をRub89($3)と、下限価格を設定した。毎年60万人以上の国民が飲酒(主にウォッカ)を主因として死亡していると、ある医学誌は報告している
(just-drinks.com, 2010 Jan., 15)
2010年1月18日
ボトルド・ウォーター、アジアで売上増
ボトルド・ウォーターの2009年売上は、西欧ならびに米国で減少したが、アジアで増加したため、世界全体で前年比2%増と報告された。世界全体の売上の18%を占めていた米国では、環境考慮による消費者の水道水への移行傾向、ならびに各自治体によるボトルド・ウォーター購入禁止や州単位でのボトルド・ウォーターに対する増税傾向が売上減の主因となった。世界全体の売上の30%近くを占めていた西欧は、なかでも最大の消費国であったフランスならびにスペインがともに売上を大きく下げた。フランスは、環境、水道水キャンペーンならびにミネラル・ウォーター価格の三要素の影響を挙げた。2009年ボトルド・ウォーター売上を引っ張ったのはアジアだった。特に中国では2009年第3四半期売上が18%増加し、今後も需要増が見込まれる
(just-drinks.com, 2010 Jan., 15 / Packaging Digest, 2010 Jan., 15)
2010年1月14日
スロバキアで飲料缶製造工場開場
スロバキアで初となるD&I飲料缶製造工場が今月末には生産を開始する。同国Kechnecに建てられた飲料缶製造工場は、クラウン・ベヴァレジ・キャン欧州&中東社にとって東欧で初の製造工場であり、アルミ缶生産能力年間7億5000万缶のライン1ラインを設けているが、倍増の余地も残す。主な飲料缶供給先は、SABミラー社と見られるが、位置的には、独立国家共同体(CSI、旧ソビエト連邦の国で形成された緩やかな国家連合体)やロシアからの需要も期待できる。クラウン社は、西欧・南欧に飲料缶製造工場8工場(フランスに1工場、ギリシャ2、スペイン2、トルコ1ならびに英国2)を持つ。また飲料缶蓋製造工場を英国とギリシャに持つ(弊社業界情報2008年1月7日付に関連記事)
(The CanMaker, 2008 Jan., 7)
2010年1月12日
ボール社「アルミ・テック」アルミボトル、プロテイン・シェイク飲料製品に初採用
ABB(アメリカン・ボディ・ビルディング)社(米国イリノイ州)は、同社のプロテイン・シェイク飲料製品「PurePro 50」 を、ボール社(米国コロラド州)供給の軽量で再封可能な16ozサイズ「アルミ・テック」アルミボトルを容器に採用して発表する。「PurePro50」は、牛乳と乳清(whey)のたんぱく質50gを含有する飲料。「アルミ・テック」アルミボトルのこの種のスポーツ栄養飲料業界での採用は初となるため、ABB社はアルミボトルがもたらす差別化ならびに利便性の効果に大きな期待を寄せる。アルミ・テック・アルミボトルは、これまでビール、エネルギー飲料、コーヒー、栄養補給ウォーターを含む多種の飲料に使用されている。アルミ・テック・アルミボトルと通常の2ピース・アルミ飲料缶は、非常に似た製造技術を使用し、また同じ印刷工程で印刷される。ボール社の米国インディアナ州モンティチェロにあるアルミ飲料缶製造工場にて、8oz、12ozならびに16ozサイズのボトル・サイズ3種全てを製造する
(EarthTimes, 2010 Jan., 11)
2010年1月11日
ハイネケン社、メキシコのFEMSA社買収決定
ハイネケン社(オランダ)は、テカタやドセキスを生産するメキシコ第2位規模のビール・メーカー、FEMSA社を買収することを昨日発表した。買収には、FEMSA社のメキシコでのビール事業ならびに米国への輸出事業の全て、そしてブラジルでのビール事業83%が含まれる。この買収で、ハイネケン社は、現在世界で最も収益性が高く成長の速いビール市場のひとつである中南米市場で強力なプレーヤーとなる。2010年第2四半期に買収手続きが完了する予定。FEMSA社買収をめぐっては、ハイネケン社とSABミラー社二社の戦いとなると見られていたが、FEMSA社の所有するブラジルでのビール事業取得を嫌ったSABミラー社が手を引いたと言われている。FEMSA社のブラジル・ビール事業は、同国市場で9%を占める第3位ではあるが、その2/3を占める世界最大のビール・メーカー、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社とはすでに大きな開きがあり、また、コカ・コーラ社の物流システムに依存するところが大きく、ブランド力も弱いとされている (弊社業界情報2009年10月8日付に関連情報)
(just-drinks.com, 2010 Jan., 11 / Reuters, 2010 Jan., 11)
2010年1月7日
アルコール飲料市場、成長が期待される4市場
今後新たに急成長の見込まれるアルコール飲料市場は、ナイジェリア、フィリピン、ベトナムならびにトルコであることを、市場調査会社ユーロモニター社は発表した。その理由として、これらの4市場が、他の国々よりも今の経済不況により大きな影響を受けていないことに加え、以下を4市場共通に見られる事項として挙げている:1) 都市化・西欧化傾向 2) 飲酒年齢に到達している消費者の多さ 3) 中産階級の台頭 4) 人口増加傾向。また、密売買、観光業への依存そして販売促進キャンペーンの必要性が、これらの市場開発における今後の重要な課題であると指摘している
(Flexnews, 2010 Jan., 4)
2010年1月6日
ビール缶誕生から75年
ビール缶が誕生してから、今月で75年となる。1935年1月、ゴットフリート・クルーガー・ビール社は、米国ヴァージニア州リッチモンドにて初めて缶を使用してビールを試験販売した。この缶は、アメリカン・キャン社製造による、チャーチ・キーで開ける平面状の蓋を備えた3ピース缶だった。その当時のビール用容器であった12ozサイズのビンと比較し、1/2の重さであり、また、売場スペースを1/3に縮小することが可能であったため、大反響を呼び、1935年末までにはビール・メーカー37社が缶の採用を開始した。そして、1959年、クァーズ社によりビール用2ピース・アルミ缶が登場するまで、3ピース缶が主流となった。缶は、現在、米国では、ビール販売量の49%を占める(ビンは41%)
(The CanMaker, 2010 Jan., 5)
2010年1月5日
サスティナブル・パッケージ、市場拡大続く
新興諸国での消費財需要増加に伴い、各種包装は、今後も早い速度で成長し続けると、クリーン・テクノロジーのための市場調査会社、パイク・リサーチ社は最新調査で報告した。同社によると、世界の包装業界の収益は2009年の4,290億ドルから2014年までには5,300億ドルに増加。この成長が、包装材、燃料、輸送ならびに処理の各段階における環境への負荷を考慮する必要性も増やし、環境に多大な負荷を与えない、いわゆるサスティナブル・パッケージがその収益を2009年から2014年の間に、880億ドルから1,700億ドルに増やすと予想する。中でも、世界の包装事業全体の3分の1以上を占めるプラスチック製包装は、サスティナブル・パッケージ分野で今後最も急速に成長すると同社は見込む
(Packaging Digest, 2010 Jan., 4)

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