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業界情報バックナンバー

2009年3月31日
缶詰食品、英国で売上好調続く
英国の消費者は、経済不安が続く中、食事を缶詰食品や家庭料理にする傾向が顕著だ。英国の缶詰食品全体の売上は、今年2月末までの3ヶ月の間で14.5%増加し、この勢いは止まらない様子だ。缶詰食品は、今ではスーパーマーケットで最も成長の速い4大製品のひとつに数えられる。缶詰食品中では、野菜が15.5%と最も成長率が高い。最も売上量が高いのが魚類で、スープ、調理済み豆類が次に続く(弊社業界情報2008年10月6日に関連記事)
(The CanMaker, 2009 March 26)
2009年3月30日
ペプシコ社、環境に考慮した自動販売機を試験使用
ペプシコ社(米国)は、米国ワシントンD.C.に新しい自動販売機30台を設置し、試験使用を開始した。その後数年間で世界中にて使用を始める。新しい自動販売機は、1日の使用電気量4.08キロワット時で、従来の6キロワット時よりも15%節減する。また、通常使用される、比較的高い地球温暖化係数を持つと専門家が見るハイドロフルオカーボン(HFC)を代え、CO2で飲料を冷却維持することにより、12%温暖化ガスを排除した。同社は、現時点で、自動販売機をクーラーを含め世界中で4〜5百万台を持つ。このペプシコ社の環境への負担をより減らす自動販売機は、米国では初めてのものであるが、ユニリバー社のベン&ジェリー・ブランド・アイスクリームがCO2を使用するクーラーを開発し、また、コカ・コーラ社がHFC不使用の自動販売機を英国にて発表、昨年の北京オリンピックで使用した(弊社業界情報2008年4月22日に関連記事)
(Reuters, 2009 March 30)
2009年3月26日
SABミラー社、スーダン南部で初のビール工場開場
自治を取り戻しつつあるスーダン南部地域で、初のビール工場がSABミラー社(英国)により開場する。SABミラー社は、南アフリカでは90%のシェアを持ち、タンザニア、アンゴラ、ボツワナならびにウガンダにも醸造所を持つ、アフリカ大陸では最大、世界では第2位のビール・メーカーだ。同社のアフリカでのライバル、ギネス・ビールをナイジェリアで成功させているディアジオ社(英国)、と同様、SABミラー社もまた、経済不安の影響を受ける欧米市場での売上低迷に直面する一方で、アフリカでの今後も続く成長に期待をかける。これまでウガンダからの輸入に依存していたスーダン南部市場は、南北和平協定後、需要が急上昇したため、同国でのビール工場設立となった。和平協定後、南部地域には仕事を求めて人が集まり始め、娯楽の少ないこともあり、レストラン、バー、カフェの人気が急上昇中だ。この状況が、今後のこの地でのビール成功を握る鍵となる。一方で、アルコール依存症の村民増加の問題が表面化しつつある
(CNN Money.com, 2009 March 24)
2009年3月24日
SABミラー社、ベトナム進出
SABミラー社は、事実上、SABミラー・ベトナムJV社の唯一の株主となったことが発表された。SABミラー・ベトナムJV社のビール醸造所は、Binh Duong地区にあり、そこを拠点にホーチミン・シティ、メコン・デルタなどの主要地域へビールを供給する。今後このネットワークを拡大する。ベトナムのビール業界はまだ比較的小さいが、今後大きく成長すると予想される
(Flexnews, 2009 March 24)
2009年3月23日
ボトルド・ウォーターと炭酸飲料、欧米で減、アジアで増
世界飲料業界の分析を専門とするCanadean社によれば、2000〜2008年の間に2桁の成長率を記録していたボトルド・ウォーター市場の低迷が、今、特に米国、フランスならびに英国で深刻だ。環境を考慮し水道水を奨励するトレンドに加え、最近の金融危機が追い討ちをかけている。しかし世界全体を見た場合、このボトルド・ウォーター、そしてやはり欧米で需要減に苦しむ炭酸飲料を含む飲料全般の消費は、比較的健全という。これは、アジア、特に中国、インド、インドネシアでの需要が増加しているためで、海外で露出度の高い企業では、結果的に北米・欧州での売上減を相殺する結果をもたらしている。アルコール飲料分野でもこの傾向は見られる。健康志向の広まりで、アルコール飲料全般の売上は、ドイツ、英国、スカンジナビア諸国で落ち、ワインは、フランス、イタリア、スペインで厳しい状況にありながら、アジアでは、特にビールの需要増が顕著だ。一方、エネルギー飲料は、容器サイズ増量、国際的に活躍する著名スポーツ選手による支持などが消費を押し上げ、多くの国々で成長を続ける。この世界状況の中、少しでもストレスを解消し気力を高めるために、余分に支払うことを覚悟で、エネルギー飲料を求める人々も増えたかもしれない
(Packaging Digest, 2009 March 23)
2009年3月19日
米国包装関連機械、2008年度は輸出増加
米国の包装関連機械の総輸出量は、2008年に9.5%増加したことが明らかになった。これは、特に新興諸国への輸出増加が貢献している。例えば、2008年を通じ、包装関連機械の中国への輸出は38.29%増加、同じくインドへは44.81%増となった。しかしながら、米国内の経済不安の影響は輸入に影響し、米国への輸入量は、昨年わずかに0.27%増加するのみに終わった
(Foodproductiondaily.com, 2009 March 18)
2009年3月17日
リサイクル業界、厳しい現状
世界的経済不安の影響はリサイクリング業界にも及んでいる。これまで中国と取引をしていた欧米の使用済み材処理会社は、今では、中国に到着した出荷物引き取りを拒否される事態にも直面する。このような影響は、世界最大の使用済み材輸入国である中国に顕著に見られる。米国は、昨年、1,160万トンの回収紙・厚紙を中国に輸出した。2007年では、米国は、220億ドルに値するリサイクル可能素材を世界152ヵ国に輸出したが、現時点では、その価値は50〜70%へ減少している。財政引き締めに向う米国地方自治体ではリサイクル・プログラムそのものの見直しを図るところも出てきており、最悪の場合、これまでリサイクル目的で輸出されていたコピー紙や飲料缶がゴミ集積場で終わりかねない現状を、環境保護団体やリサイクリング専門家は憂慮する。一方、中国では、消費できる以上のゴミをこれ以上受け入れる必要があるのかとの疑問の声も上がる
(International Herald Tribune, 2009 March 13)
2009年3月16日
スチール缶リサイクル率、欧州で上昇
欧州で缶製造のために使用された包装用スチールのリサイクル率は、2007年に過去最高の69%に達したことがAPEAL(欧州包装用スチール生産社協会)により発表された。食品・飲料用スチール缶の250万トン以上がリサイクルされ、これは480万トンの二酸化炭素排出量が削減されたことになる。欧州での包装それぞれの2007年リサイクル率は、ビンが62%、飲料用カートンが32%、プラスチック製容器が19.7%、そしてアルミ缶のリサイクル率は58%(2006年の数値)と、スチール缶は、他のどの包装材よりも欧州ではリサイクル率が高かった。欧州各国のリサイクル率も様々だ。2007年欧州で最もリサイクル率が高かったのはベルギーで95%、それに続くのがドイツ92%、ハンガリー 87%、オランダ 84%、オーストリアとスイス 82%、アイスランドとスウェーデン 77%。一番低いのがスロベニア 19%。2007年以降、経済不安の影響で、リサイクル材の市場価格が崩壊したが、現在回復しつつある
(The CanMaker, 2009 March 12)
2009年3月12日
飲料容器の二酸化炭素排出量
カーボン・トラスト社(英国)は、コカ・コーラ英国社の協力を得て、ビン、缶ならびにPETボトルの使用期間における温室効果ガス排出量調査を実施した。この調査では、英国で製造・販売される14種類のコカ・コーラ社飲料製品を使用。この調査で以下のことが明らかになっている: 飲料製品全体の二酸化炭素排出量の70%は容器そのものから出る、コカ・コーラ・クラシックとダイエット・コークそれぞれの二酸化炭素排出量は同量ではない、コカ・コーラ・クラシック330mlサイズ・アルミ缶の二酸化炭素排出量170gに対し、同量の同製品で容器がビンになると、その数値は360gに増加する。
一方、容器そのもののリサイクル材利用量については、英国では、コカ・コーラ・アルミ缶は平均50%がリサイクル材使用、ビンでは40%、PETボトルでは25%以下となる。この調査を通し、消費するもの全てに二酸化炭素排出が関わることを消費者があらためて認知すること、そしてコカ・コーラ社など主要企業をこのような調査に関わらせることで、更なる排出量削減努力を高めてもらうのが狙いと、カーボン・トラストはコメントする
(Earth911, 2009 March 11)
2009年3月10日
コカ・コーラ社、英国スムージー・メーカーの株一部を取得する動き
環境保護・自然な材料の使用への強いこだわりで英国で知られる、果物100%使用のスムージー飲料を主要製品とするイノセント・ドリンクス社(英国)。同社は世界で初めて100%リサイクル材を使用するプラスチック製ボトルを採用したことでも知られる(弊社業界情報2007年10月24日に関連記事)。1998年に、ケンブリッジ大学の卒業生三人が、あるジャズ・フェスティバルでスムージーを売ったのがイノセント・ドリンクス社の始まりという。その後成長は加速し、今回、国際市場参入のため同社創始者が持ち株一部の売却を決めた。コカ・コーラ社は、その取得を名乗り出た複数ある会社の一社
(Telegraph.co.uk, 2009 March 7 / Evening News Scotland, 2009 March 9)
2009年3月9日
コカ・コーラ社、中国へ投資
コカ・コーラ社(米国)は、今後3年にわたり中国へ20億ドルを投資する計画を明らかにした。同社が9,000万ドルをかけて建設し、先週末開業した上海の技術センターもこの計画の一環。同社には、昨年9月に発表し、現在中国政府の承認を待つ、中国最大の果汁飲料メーカー、中国Huiyuanジュース・グループ(北京)の24億ドルの買収計画もある。一方、同社のライバル、ペプシコ社は、昨年11月に、中国に4年にわたり10億ドルを投資すると発表した。中国の炭酸飲料市場では、現在、コカ・コーラ社が54%を占め、ペプシコ社が31%を占める。コカ・コーラ社の昨年度売上量は、北米市場では前年比1%減であったが、中国では14%の増加を記録した
(Bloomberg, 2009 March 6)
2009年3月5日
イラク、初の飲料缶製造工場
ヨルダンの飲料・製菓グループ、ネバ社は、1億ドル以上を投資し、バグダッド近郊にイラク初となる飲料缶製造工場建設を発注。イラクの飲料メーカーからの缶需要(年間9億缶以上)は増加しており、現在は、中東地域の他の国から輸入している。ペプシコ社は、2003年イラク侵攻の1年後に、イラクに充填ラインを設けた初めての海外飲料メーカー。2005年に、コカ・コーラ社が続いた。同社としては37年ぶりの同国への進出だった。今回のネバ社の飲料缶製造工場は、年間生産能力30億缶で、中東地域では最大の製缶工場となる。2つの高速ライン(3,000缶/分)では25cl ならびに 33cl サイズ缶を生産予定。このプロジェクトのエンジニアリングを手がける会社は、各機械供給会社との契約上、現時点では会社名の公表を控えるとのこと。2009年末に完成予定
(The CanMaker, 2009 March 3)
2009年3月3日
SABミラー社、中国ビール・メーカー3社を買収
SABミラー社の中国におけるジョイント・ベンチャー、CRスノー・ブリューワリーズ社(SABミラー社49%、チャイナ・リソーシーズ社51%所有)は、中国のビール・メーカー3社(Anqing Tianzhu Beer, Liaoning Songlin Brewery, Zhejiang Luck Beer) をおよそ1億1,000万ドルで購入する。今後、3社が現在持つ工場は、スノー・ブランド生産の条件に合うように技術的アップグレードを図る
(just-drinks.com, 2009 February 26)
2009年3月2日
容器デザイン、消費者の反応・メーカーの対応
ペプシコ社ペプシコ・アメリカズ・ベヴァレジ社部門は、米国にて今年1月に発表した「トロピカーナ・ピュア・プレミアム」オレンジジュース用カートン容器の新デザイン(写真下)を、今月には元のデザイン(写真下)に戻すことを決定した。新デザイン発表後、多くの消費者から、手紙、Eメール、電話を通じて新デザインに対する苦情が届き、同社はそれに応え、新デザイン採用を取りやめた。苦情の中には、新デザインが「ジェネリック・ブランドと間違える」、「他社のオレンジジュースと区別がつかない」が多くあった。このような消費者の声は、最近、インターネット上での意見交換技術の発達に伴い、即座にメーカー側にも届くようになった。ペプシコ社で事前につかめなかったのは、長年使用しているデザインに愛着を持つ消費者の存在だったと、ペプシコ社経営陣はコメントした。この出来事は、同社のライバル、コカ・コーラ社による「ニュー・コーク」を想起させる。1985年、コカ・コーラ社は、オリジナルの(クラシック)コークを新製品ニュー・コークに代えたことで、同社に消費者の苦情が殺到し、結果的に同社にオリジナルのコカ・コーラ復活を余儀無くさせた

(The New York Times, 2009 February 22 / Packaging Digest, 2009 Feb., 26)

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